アニマリア市民百科事典
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この記事はアニマリア市民の共同編集によるものです。記述の中立性については常に議論があります。

TMA Religion — アニマリアの宗教

本記事はアニマリア市民百科事典「アニマロペディア」の記事である。 年号は TMA-Timeline に準拠。関連: TMA-Daily-Life / TMA-Education / TMA-Justice

アニマリアの宗教(アニマリアのしゅうきょう)は、都市国家アニマリアにおいて信仰される諸宗教・民間信仰の総称である。アニマリアには国教が存在せず、生態系評議会は開府以来「信仰不問」の原則を維持している(開府恩赦布告・AE 3 附則第7条)。多種族都市という性格上、単一の教義よりも複数の信仰の重ね着が一般的であり、「朝は千年樹に手を合わせ、夜は月に祈り、葬式は禅任寺で出す」という市民の生活様式は「アニマリア式三段拝み」と俗称される〔要出典〕。


1. 二大信仰

1.1 大樹信仰(だいじゅしんこう)

中華街の千年樹を「世界の根」とみなす信仰。教義の核心は「都市は建てられたのではなく、根から生えた」という創世観にあり、ルーツ・カタコンブの旧文明「ルーツ」の名を「世界樹の根」と解する〔諸説あり〕。

1.2 月齢信仰(げつれいしんこう)

月の満ち欠けが力と運勢を支配するという信仰。アニマリアで最も信者数が多いとされるが、教団組織を持たない「暦の宗教」であるため正確な統計は存在しない(アニマリア民俗学会紀要・AE 116年版)。


2. 禅任寺と仏教系伝統

禅任寺(ぜんにんじ)は開府初期に港湾荷役たちが建てた祈祷所を起源とする寺院で、東方系仏教の系譜「禅任宗」の本山である(→ Ninkyou-Family)。開山は港の荷役上がりの僧・鉄眼和尚(てつげんおしょう)と伝わる(禅任寺縁起・成立年代不詳)。


3. 種族ごとの民間信仰

アニマロペディア編集部の調査で確認できた主な民間信仰を挙げる。この節は網羅的ではありません(加筆歓迎)。

信仰 主な信者層 概要
宵詠み(よいよみ) 夜行性種(フクロウ・コウモリ・猫類) 日没直後、その夜の無事を短い節回しで「詠む」祈り。ナイトサファリの開会は今も宵詠みの斉唱で始まる
ミナソコ様 水生種(Aqua Fin Alliance 系住民) 水路の底に棲む名もなき大魚神。水難除け。ヴェール・ウォーターウェイの石橋には銀貨ではなく鱗を一枚投げる
穴倉母神(バロウ・マザー) 穴居種(ウサギ・モグラ・アナグマ) 「掘った穴の数だけ護られる」地母神。ブロークン・バロウの名の由来を大火(AE 24)で「母神の加護が破れた」ことに求める伝承がある〔諸説あり〕
止まり木の翁 鳥類・樹上種 ツリーマーケット最上層の朽ちた止まり木を依代とする長老神。商談成立の際、翁に一声鳴いて報告する習慣
白兎の亡霊 地下労働者 アンダーグラウンド・ネットワークに現れるという赤目の白兎(→ TMA-Lore)。信仰というより畏怖の対象で、坑道の入口に人参を供える風習がある

4. 新宗教「オラクル教」

オラクル教(正式名称: 全視の教会)は、都市管理AI「Oracle」を神格化する新興宗教。AE 90年代、説教師アルガス(クジャク。尾羽の百の眼紋を「全視の徴」と称した)がネオン・クロスロードの辻説法から興した(TMA Times AE 97年4月号「辻に立つ百眼の説教師」)。


5. 祭事暦 — アニマリアの一年

宗教行事と市民的祭事は事実上不可分である。主要な年中行事を暦順に示す。

時期 行事 系統
第1月 旧正月龍舞 — 天龍門から華龍城まで、キョンシーも列に加わる異形の大行列 大樹信仰・華龍會(→ Hualong-Family)
第3月 桜の墓参 — 禅任寺山門開放。五家も市民も墓に参る 禅任宗
第4月 開府祭 — AE 1 の開府を祝う市祭。根接ぎの合同儀礼が千年樹で行われる 市民祭・大樹信仰
第6月 水路開き — ミナソコ様への鱗流し。水運の安全祈願 民間信仰
夏(4年毎) 種族間オリンピック(AE 73 起源。直近は AE 121 開催年にあたる) 市民祭
第8月 施餓鬼会 — 禅任寺。陰膳の起源行事 禅任宗
第9月 月見の宴 — 鏡月楼。表向きは風流の宴(→ Ninkyou-Family) 月齢信仰
第10月 バランスフェスティバル — 捕食者と被食者の停戦祭。AE 52 に協定の象徴として開始 市民祭・五家協定
第12月 冬籠り送り — 冬眠種の権限代行の引継ぎを祝う。季節変動権力移行の儀礼面 月齢信仰・評議会
毎満月 ナイトサファリ 月齢信仰
毎新月 Oracleの静寂(忌み日・行事なし) 月齢信仰

6. 宗教と裏社会

五家はいずれも固有の信仰的様式を持つ(華龍會の香堂、ニンキョウ組の盃事、ロッソの守護聖人祭〔要出典〕、ツンドラの無名戦士への献杯、ゴールドフィストの「勝負前に神を持たない」という反信仰の信仰)。審判院の宣誓が「己の信じるものに懸けて」という信仰中立の文言で行われるのは、多宗教都市の裏社会らしい工夫である(審判院裁定記録第112号・宣誓様式)。